ごあいさつ

将来を見据えて事業の効率化と再構築をはかり、
利益体質の構築を推進してまいります。

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
当社グループは「お客様第一」「品質本位」の基本理念の基、製造から販売まで完結できる総合力を活かし、利益体質の構築を推進しております。
当連結会計年度は、衣料事業の効率化を進めるとともに、各事業において将来のための改善を行ってまいりました。
事業環境の変化に合わせ、将来を見据えて事業の見直しと再構築をはかり、中長期にわたりお客様からご信頼いただける企業としての発展と社会への貢献を果たす所存であります。
株主の皆様におかれましては、今後とも当社グループの経営にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

当期の営業の概況

当連結会計年度におけるわが国経済は、企業業績向上や雇用情勢の改善の動きなど緩やかな回復が見られました。しかしながら、世界経済の下振れへの警戒感などもあり、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
衣料品業界におきましては、全体の消費マインドの改善は見られず、引き続き厳しい状況下にあります。
このような経営環境が続くなか、当社グループは事業の効率化と再構築に取り組んでまいりました。
衣料事業では、中国工場の一部の操業停止など事業構造改善を実施し、製造体制の再構築を進めてまいりました。販売部門におきましては、不採算店舗の撤退により効率化を進め、Eコマース等の販売経路拡充などをはかってまいりました。また、イタリアでファッションウェアおよびスポーツウェア向け素材の製造販売事業を展開している会社の株式を取得し、今後の成長に向けた体制の構築を進めてまいりました。
不動産賃貸事業では、小田原の商業施設「ダイナシティ」において、収益力の向上を目指してウエスト館のリニューアルを実施いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高は21,408百万円(前期比10.1%減)、経常損失は1,448百万円(前期は経常損失549百万円)、特別利益1,827百万円および連結子会社の経営合理化に伴う事業構造改善費用等の特別損失1,024百万円を計上いたしました結果、親会社株主に帰属する当期純損失は1,521百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益91百万円)となりました。

中長期的な取り組み

中国の製造子会社は、より付加価値を生み出すために経営体制の抜本的な改革を進め、当期は上海市松江区の工場の操業を停止いたしました。市場が求める製品を提供できるよう製造体制を構築し、受注増加に向けた活動も強化することで稼働率の向上に努め、品質競争力・コスト競争力を高めてまいります。
オーダースーツの受注販売を行うパターンオーダー事業は、女性向けブランドの名称を「アトラエル」に変更し百貨店への出店を進め、OEM(取引先ブランド製造卸)の展開も広げ、販路を拡大させてまいりました。男性向けの「ミリオンクラブ」および「ニューヨーカー」等とともに、着実な成長を目指してまいります。
当社の主力ブランドである「ニューヨーカー」は、銀座フラッグシップショップを活用してブランド価値をさらに高め、確固たる地位の確立と顧客満足度の向上に注力してまいります。また、拡大するEコマース市場に対応するためにオンラインストアのさらなる拡充をはかり、収益性向上を目指してまいります。
新たな連結子会社Pontetorto S.p.A.は、ファッション性の高い婦人向け衣料用および高品質・高機能なフリースやアウトドア・スポーツ向け衣料用の素材などの多種多様な製品の製造販売を行っており、市場から高く評価されております。今後は当社グループの既存事業との連携により、グループ全体の収益拡大をはかってまいります。
不動産賃貸事業では、小田原の商業施設「ダイナシティ」は、西武小田原店と専門店で構成されるウエスト館のリニューアルを実施いたしました。また、2017年4月に、施設内に保育園を開園し、テナントスタッフの方々が安心して働ける環境の整備と地域の待機児童解消の一助となることを目指し運営を開始しております。引き続き地域密着・地域共生という原点を大切にしながら、地域を牽引するライフスタイル発信拠点を目指して施設全体の魅力を高めてまいります。

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