ダイドーエンゲージメント

当社グループは、130年余の歴史の中で、「お客様第一」「品質本位」を基本理念とし、あわせて企業の社会的責任(CSR)を重視した経営体制の強化を目指す当社グループにおいて、コンプライアンス(法令遵守)とトレーサビリティ(お客様へお届けする製品が「いつ・どこで・だれが・どのように」生産し、流通したのかを追跡・遡及できる仕組み)の更なる確立は大変重要な課題です。また、マーケットにおいても、商品に対してより高いレベルでの「安全・品質」が求められています。

一方、危険等からの消費者保護の観点から、EU諸国の法の整備、日本における消費者庁の設置など、近年、事業環境は大きく変化してきました。

こうした中、より高い「安全・品質」への世界的なニーズの高まりに対応していくために、当社グループは、CSRの推進はもとより、中国の製造部門が推進してきた「CSM2000」に加え、当社がマーケットに供給する商品の「品質本位」のより具体的な行動として、「お客様に対する商品の安全の保証と品質の保証の仕組みづくり・その仕組みの維持」を主な目的とした『ダイドーエンゲージメント』(ダイドーリミテッドグループのお客様へのお約束)を発足させ、サプライヤーと共にこの活動に取り組んでまいります。

「ダイドー サプライヤー行動規範(DAIDOH SUPPLIER Code of Practice)」の制定

企業活動がグローバル化し、社会に与える影響がより一層拡大してきている今日、CSRへの取り組みは企業の持続的発展に欠かすことのできない最重要テーマとなっています。DAIDOHグループは、顧客、従業員、株主、地域社会といったステークホルダーに対する責任、さらには環境に与える影響への責任を負う行動を、自発的に取っていくことを促進していかなければならないと考えています。

当社グループは、牧場から店頭までの一貫した経営を行っており、こうした事業体は世界的にも数少ない存在です。そのため、この全ての部門にわたって、責任ある行動を保証する体制を整備することは、責任あるグローバル企業集団として、サステナブルな(持続可能な)経営を推し進めていくことができるものと確信し、『ダイドーエンゲージメント制度』をスタートさせました。

この取り組みにおける重要な構成要素は、『DAIDOH SUPPLIER Code of Practice』(ダイドー行動規範)です。これは、あらゆる国、事業、職業を通じてダイドー製品の製造と販売に関与する人々にとっての最低限の行動標準を示したものであり、法的規制と工業基準に基づいています。たとえば、社会的基準に関する規範は国際労働機関(ILO)の中核的条約に従い、製品安全に関する要求事項は使用制限物質リスト及びダイドー製品流通地域の法律に準じたものとなっています。

『DAIDOH SUPPLIER Code of Practice』は、大きく「安全と品質への保証活動」、「環境・社会的責任への保証活動」、「店頭~アパレルの保証活動」の3つで構成されており、これらの保証活動を通じて、『持続可能なTRUST&VALUE(信頼と価値)」を構築していきます。

「ダイドーサプライヤー行動規範」の内容

「ダイドーサプライヤー行動規範」は、主としてサプライチェーンにおける製品・工程のエコロジー、優良な環境活動、職場の安全衛生と社会的説明責任の分野の遵守、並びにREACH()との適合性を統合し、対象範囲としています。

「ダイドーサプライヤー行動規範」は、地理的な場所、ビジネスのタイプや規模、あるいは産業組織にかかわらず普遍的に適用できるCSR行動規範の要求事項を確立することを目標としています。

「REACH」: Registration, Evaluation, Authorization and Restriction of Chemicals、リーチ規則。化学物質の登録・評価・認可・制限に関する規則。化学物質のほとんどすべてが対象。この規制の目的は、EU(欧州連合)における「人の健康と環境の保護」、「EU化学産業の競争力の維持向上」など。
2007年6月発効。

「ダイドーサプライヤー行動規範」の主な要求事項

Part A品質保証

Part B製品安全要求事項click

このうち、「製品安全要求事項」は、REACHとの適合性を統合した内容となっています。

「製品安全要求事項」においては、製品による健康上のリスクがあるかどうか、製造工程や完成品から生じる有害物質(その物質が未知か既知かにかかわらず)によって健康問題が引き起こされるかどうか、というエコロジー上の課題について、次のようなテーマごとに、それぞれ具体的な化学物質に関する詳細な規定を行っています。

  • 有害染料の使用禁止
  • 重金属を含んだ染料の使用管理
  • 塩素及び塩素を含んだ製品の使用の最少化と管理
  • 特定洗浄剤の代替化
  • PCPの使用禁止
  • TBT/DBT及びその他有機錫化合物の使用禁止
  • 六価クロム化合物の使用禁止
  • 金属部品におけるニッケル放出の制限
  • カドミウム及びカドミウム化合物の回避
  • ホルムアルデヒドを使用する場合の管理
  • 塩素系キャリアの使用禁止
  • 揮発性ハロゲン化炭化水素/ハイロカーボンの使用禁止
  • PVCの回避
  • 制限されているフタル酸化合物の使用禁止
  • 絶滅危惧種の皮革の使用禁止

Part C適正環境基準

Part D社会的責任

Part E職場の安全衛生と健康

Part F経営管理

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